≪ほろけ・だだちゃ vs やがまし・んまちゃ≫の つぶやき人生

　　　あんだだば　いつ 見でも 綺麗だの ～ ！　




　　　　　　　オ～！
　　　　　　　　久し振りだの～！

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　逆光なって　表情　よぐ見えねども

　　　　　　　　　　　　　　相変わらず迫力あって　健在だよだの～！

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　一番最初 切添のレストランさ 現れてビックリさしぇだなは

　　　　　　　　　　　　　　　 何十年前の話になんだろの・・・？

　　　　　　　　そして お前ぇが そごさ引越ししてがら　何年なるや～？

　　　　　　　　　　　お前ぇも　身体の毛　白髪なる程歳とったなが？

　　　　　　　　　　　　　　　　また黒く塗ってもらって鶴岡の人方

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ビックリ　さしぇれ！





　　 　　
 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　【爺婆かぼちゃ】

　　　　昔々、或る村に美しい娘が一人で住んでいました

　　　　　ああ、お爺さんとお婆さんが欲しいなあ

　　　　と、いつも思っていました

　　　　或る日の事、娘がカボチャ畑に立っていると、
　　　　裏山からガラガラドスン！　と、一匹の鬼落ちて来ました
　　　　鬼は頭や腰を強く打ったので

　　　　　痛い、痛い、痛いよー

　　　　と、泣いていましたが、村人たちは怖くて誰も鬼のそばへ寄りません
　　　　でも娘だけが赤い帯をビリビリと裂いて、痛いところに巻いてあげたのです
　　　　それから家へ連れて行き、鬼にご馳走を沢山食べさせてあげました
　　　　すると鬼は

　　　　　これは　美味い！　美味い！

　　　　と、腹いっぱい食べてから

　　　　　お前は仲々親切な良い娘じゃ。この小槌をお前にやるから
　　　　　これでカボチャを叩いてみるがよい

　　　　と、言ったのです

　　　　　ありがとう

　　　　娘は鬼にお礼を言うと急いでカボチャ畑へ行って
　　　　鬼の言った様に一番大きなかぼちゃをそっと叩くと

　　　　　ボコン！

　　　　と、音がしてカボチャが二つに割れて、
　　　　何と中からお爺さんとお婆さんがニコニコ笑いながら出て来たのです
　　　　そして

　　　　　すまないが、わしらをお前の家においてくれんかのう？

　　　　と、言いました
　　　　もちろん、娘は大喜びです
　　　　それからは、お爺さんとお婆さんと三人仲良く暮したという事です

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい




　　　　　　　♪　ホ～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホケチョ　♪